健康経営
従業員の健康支援ならびに健康経営の実現に向けた取り組みを推進しています。
従業員の健康支援
キヤノンMJグループでは、行動指針に掲げた「健康第一主義」に基づき、中期計画である「健康管理3ヵ年計画」を策定するとともに、毎年作成する「キヤノンMJグループ安全衛生活動方針」に基づき、健康課題である「がん」「生活習慣病」「メンタルヘルス」を中心に、戦略的・継続的な取り組みを行っています。
キヤノンマーケティングジャパングループ
健康経営宣言
キヤノンマーケティングジャパングループは、行動指針に掲げた「健康第一主義」に基づき従業員の健康の保持増進に取り組むことが、従業員とその家族の幸せ、ひいては持続的な企業価値向上をもたらすととらえ、健康経営に積極的にとりくむことを宣言します。
キヤノンITSメディカル株式会社 代表取締役社長 黒井 慶信
- 目的
- 従業員一人ひとりが健康で活き活きと働けるということは、従業員と家族の幸せはもとより、個々のパフォーマンスが最大限に発揮されることであり、それが企業の成長、持続性につながると考えています。
- 体制
- キヤノンMJグループの健康管理が高いレベルで標準化されるよう、2018年よりグループにおける健康支援政策、運用の統一化をしました。
健康支援室 | 全国8か所 |
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保健師配置 | 従業員750名につき保健師1名 |
健康経営戦略マップ
健康経営の目的を達成するため、指標を定め健康経営に取り組んでいます。
「健康第一主義」のもと、健康診断受診率100%や精密検査受診率100%をはじめ、健康風土作りと社員のヘルスリテラシーを高めるために施策を講じてきました。2020年からは健康経営の最終的な指標として、アブセンティーズム、プレゼンティーズム、ワークエンゲイジメント指標を追加し、維持・改善傾向であることを確認しています。
■最終的な目標指標
指標 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2025年 目標 |
先行研究結果の比較指標 | |
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測定人数 | ‐ | 185 | 178 | 186 | ‐ | ‐ | |
アブセンティーイズム※1 | 実績値 | ‐ | 1.8日 | 1.4日 | 1.6日 | 1.6日以上 | 2.6日 |
回答率 | ‐ | 94.8% | 100% | 100% | ‐ | ‐ | |
プレゼンティーイズム※2 | 実績値 | ‐ | 87.7% | 85.8% | 86.5% | 86.5%以上 | 84.9% |
回答率 | ‐ | 94.8% | 100% | 100% | ‐ | ‐ | |
ワークエンゲイジメント※3 | 実績値 | ‐ | 2.45点 | 2.48点 | 2.39点 | 2.4点以上 | 2.52点 |
回答率 | ‐ | 100% | 100% | 100% | ‐ | ‐ |
全て定期健康診断の問診にて全社員を対象に実施(雇用時健診は除く)
-
※1.
「昨年1年間に、自分の病気やけがで仕事を休んだ日数」という問いに対する回答の平均日数。
-
※2.
SPQ東大1項目版「病気やけががないときに発揮できる仕事の出来を100%として、過去4週間の自分の仕事の評価[ %]」とい問いに対する回答の平均値。
-
※3.
設問①仕事をしていると、活力がみなぎるように感じる ②自分の仕事に誇りを感じる の各回答を、そうだ:4点、まあそうだ:3点、ややちがう:2点、ちがう:1点として換算し2で除した得点の平均値。
■具体的な目標指標 (単位:%)
【ヘルスリテラシーの指標】 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2025年目標 | |
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生活習慣改善意識行動「実行段階」者の割合 | 32.9 | 28.1 | 34.2 | 32.7 | 35.7 | |
一日1時間程度の身体活動をしている者の割合 | 35.8 | 38.4 | 42 | 43.4 | 48.2 | |
野菜を一日350g以上摂っている者の割合 | 9.2 | 9.7 | 15 | 12.2 | 13.7 | |
睡眠が6時間以上取れている者の割合 | 34.1 | 37.3 | 40.4 | 36.2 | 37.2 | |
アルコールの適正摂取量者の割合 | 41 | 44.9 | 49.7 | 50 | 53 | |
喫煙率 | 30.1 | 25.4 | 24.4 | 23.5 | 20.5 | |
定期的に体重測定する者の割合 | 48 | 54.1 | 53.4 | 53.1 | 56.1 | |
【メンタルヘルス関連の指標】 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2025年目標 | |
高ストレス者率 | 24.8 | 18.7 | 19.5 | 20.9 | 19 | |
首・肩こり有症状率 | 53.3 | 49.3 | 50 | 56 | 54 | |
腰痛有症状率 | 34.3 | 37.3 | 34.5 | 44 | 42 | |
頭痛有症状率 | 25.5 | 18.7 | 17.2 | 23.1 | 21 | |
【生活習慣病ハイリスク関連の指標】 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2025年目標 | |
高血圧者率 | 2.9 | 1.6 | 1 | 1 | 1 | |
血糖コントロール不良者率 | 2.3 | 1.5 | 4.1 | 3.1 | 3.1 | |
肥満者率(40歳未満BMI25以上) | 21.6 | 23.6 | 18.6 | 23.4 | 20.9 | |
がん検診受診率 | 33.8 | 17.7 | 22.5 | 23.5 | 33.8 | |
【その他:健康診断の結果指標】 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2025年目標 | |
適正体重者率(全年代) | 71.7 | 68.6 | 69.9 | 63.3 | ‐ | |
血圧治療継続率 | 3.9 | 87 | 91.7 | 92 | ‐ | |
糖尿病治療継続率 | 66.7 | 66.7 | 72.7 | 87.5 | ‐ | |
血中脂質治療継続率 | 63.2 | 73.9 | 76.9 | 84 | ‐ |
定期健康診断及び雇用時健康診断結果から算出、【メンタルヘルス関連の指標】はストレスチェックの結果から算出
地域・職場単位での安全衛生活動
キヤノンMJグループでは、安全衛生の最上位機関として安全衛生担当役員(上席執行役員)が委員長を務める「品川・京浜地区安全衛生委員会」を設けるとともに、「キヤノンMJグループ安全衛生活動方針」を作成し、グループ各社・各地区・各職場単位で組織的に展開しています。 各社・各地区において、労使で構成する安全衛生委員会を設置するだけでなく、その下部組織として日常の職場における活動を推進する職場安全衛生委員会を設け、従業員一人ひとりが積極的に安全衛生活動に取り組んでいます。
定期健康診断、ストレスチェックの実施
定期健康診断やストレスチェックを病気の早期発見だけでなく、従業員自身の体調変化やストレスの気づきとなる場として行っています。健康診断後のフォローアップとして精密検査や受診が必要な従業員には、保健師によるフォローや産業医面談などのサポートを行っています。
項目 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
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定期健診受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% |
有所見率 | 39.9% | 39.6% | 34.7% | 57.6% |
精密検査受診率 | 100% | 68.4% | 100% | 100% |
特定保健指導完了率 | 50.0% | 62.5% | 61.1% | 100% |
ストレスチェック受検率 | 81.5% | 84.3% | 90.6% | 94.8% |
ウェブ情報配信ツール登録率 | 61.6% | 60.0% | 60.7% | 81.6% |
禁煙および運動習慣化推進への取り組み
就業時間内を喫煙禁止にするとともに禁煙セミナーや禁煙プログラムの実施などで喫煙率を下げる活動をしています。また年2回のウォーキングイベントを実施するなど運動習慣の推進に取り組んでいます。
項目 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
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喫煙率 | 32.7% | 25.4% | 23.9% | 22.0% |
運動習慣化比率 | 19.3% | 21.5% | 19.4% | 22.7% |
労働時間適正化および有給休暇取得推進の取り組み
ワークライフバランスの推進として、ノー残業デー(水曜)を設け、定時退社を促進するなど労働時間の削減に向けた取り組みを実施しています。また有給休暇取得計画表などを用いて有給休暇の取得推進の取り組みを行っています。
項目 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
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平均月間所定外労働時間 | 19.2時間/月 | 18.5時間/月 | 16.1時間/月 | 24.5時間/月 |
平均年次有給休暇取得日数 | 9.4日 | 10.5日 | 10.1日 | 11.2日 |