8K放送用カメラ対応ポータブルズームレンズ“10×16 KAS S”を発売 超高精細な8K放送用カメラ対応のレンズラインアップを拡充
2021年8月18日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンは、1.25型センサー搭載の8K放送用カメラに対応するレンズの新製品として、放送用ポータブルズームレンズ“10×16 KAS S”を2021年10月下旬に発売します。
おもな特長
“10×16 KAS S”は、キヤノンの光学技術を結集して開発した8K放送用ポータブルズームレンズです。近年、国際スポーツイベントやライブ中継、ドキュメンタリー制作といった分野を中心に高精細映像の普及が進んでいます。キヤノンは、8Kの超高解像を実現する放送用ズームレンズのラインアップを拡充することで、拡大する高精細化のニーズに応えていきます。
8K放送用カメラに対応する高い光学性能
蛍石やUDレンズ※、Hi-UDレンズ※、大口径非球面レンズなどを採用し、色収差や球面収差といった諸収差を低減しています。さらに、キヤノンがこれまで培ってきた光学シミュレーション技術を駆使した最適なレンズ配置に加え、高精度な加工技術や組立技術による製造誤差の抑制により、ズーム全域において画面中心部から周辺部まで、8K映像に求められる高い解像力と高コントラストを実現しています。
撮影の幅を広げる焦点距離16mmから160mmの10倍ズーム
ズーム全域で開放F値2.8の明るさを維持するとともに、焦点距離16mmから160mmをカバーする高倍率10倍ズームを実現しています。スポーツやライブ中継などで使用頻度の高い焦点距離において、臨場感のある高精細な映像表現が可能です。
従来の2/3型4K放送用ポータブルズームレンズと同等の運用性
従来の2/3型4K放送用ポータブルズームレンズで実績のある高分解能16bit絶対値エンコーダーを採用した高機能デジタルドライブユニットを搭載しています。これにより、高精度な位置検出を可能にし、実際の映像とバーチャル映像を合わせるキャリブレーション作業を容易に行うことができるなど、映像制作現場で培ってきた運用性を確保しています。
-
※
「UD(Ultra Low Dispersion=特殊低分散)ガラス」を用いたレンズ。Hi-UDレンズは、UDレンズの性能を向上させたレンズ。
放送用レンズの市場動向
日本や欧米諸国では、デジタルテレビ放送の普及に伴う放送機器のHD化がほぼ完了し、日本国内では2018年12月より「新4K8K衛星放送」が開始され、4K・8K対応機材の導入がさらに加速しつつあります。一方、新興国では、今後デジタル放送への完全移行が予定されている国や地域も多くあり、HDTV放送用機材の需要も継続して見込まれるとともに、4K・8K放送への関心も高まっています。(キヤノン調べ)
提供価格・発売予定日
- 商品名
- 10×16 KAS S
- 価格
- オープン価格
- 発売日
- 2021年10月下旬
関連情報
- 商品紹介ページ
お問い合わせ
このニュースリリースの内容に関して、以下の窓口にて、お問い合わせを承ります。
- キヤノンマーケティングジャパン株式会社 放送・新聞営業部
-
電話番号:03-3740-3304
-
※
受付時間:平日 9時00分~17時00分(土日祝休日と年末年始弊社休業日は休ませていただきます。)
-
※
おかけ間違いが大変多くなっております。番号を今一度ご確認の上おかけください。
-
※
- キヤノンマーケティングジャパン株式会社 広報部
- 報道関係者の方からのお問い合わせは、下記リンク先よりお問い合わせください。
お客さまからのお問い合わせ先
報道関係者の方からのお問い合わせ先
画像ダウンロード
本ページに掲載されている画像、文書その他データの著作権はニュースリリース発行元に帰属します。
また、報道用途以外の商用利用(宣伝、マーケティング、商品化を含む)において、無断で複製、転載することは、著作権者の権利の侵害となります。