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カメラ一体型のロボットカメラヘッド“BU-43U”を発売 屋外向けリモート雲台で高精細な4K/60P映像を出力可能

2021年3月18日

キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社



キヤノンは、屋外型ロボットカメラシステム「BU」シリーズの新製品として、高精細な4K/60P映像の出力ができ、放送局やケーブルテレビの高い要求に応える、カメラ一体型のロボットカメラヘッド“BU-43U”を2021年7月下旬に発売します。

 BU-43U

おもな特長

“BU-43U”は、フルHD対応の従来機種「BU-42H」(2012年12月発売)と同等の小型軽量設計を維持しつつ、レンズ、センサー、映像処理プラットフォームなどのキーデバイスの刷新により、高精細な4K/60P映像の出力に対応しています。高品位な4K映像を得ることができるため、情報番組で街や景勝地の様子を伝える情報カメラや、天気の様子を伝えるお天気カメラなど、屋外のさまざまな場所や幅広い用途での使用を可能にしています。

キーデバイスの刷新による高精細な4K/60P映像出力

キヤノンの誇る優れた光学性能を持つ「L(Luxury)レンズ」の技術を投入した4K対応の光学15倍ズームレンズ、有効画素数約829万画素(3840×2160)の1.0型CMOSセンサー、映像処理プラットフォーム「DIGIC DV6」など、業務用ビデオカメラで培った技術をもとにキーデバイスを刷新しています。これにより、優れた色再現性と豊かな階調を持つ4:2:2(10ビット)の高精細な4K/60Pの映像出力が可能です。また、4Kの解像度を持ちながら、最低被写体照度0.2ルクス※1を実現しています。

既存システムとの高い互換性と従来機種同等の小型軽量設計

屋外型ロボットカメラシステムで採用する「U-4プロトコル※2」に対応し、既存のオペレーションユニットや中継ボックスをそのまま利用することができます。また、本体の大きさは約337mm(幅)×約386mm(奥行き)×約390mm(高さ)、質量は約17kgと従来機種と同等の小型軽量設計を実現しています。既存の設置空間のまま、フルHDから4Kへと容易に置き換えることができ、高解像度化にともなう投資コストの削減に貢献します。

屋外での設置・撮影に求められる耐環境性能

国際電気標準会議が定める水や異物侵入の保護等級の規格「IP55※3」準拠の防じん・防滴性能を達成しているほか、ブレを軽減した撮影ができる防振機能やワイパーの標準装備により、強風や風雨にさらされる屋外の設置環境に対応します。また、4Kの映像制作に適した12G-SDI端子を搭載し、12G-SDI対応ケーブル(別売り)1本での4K/60P映像の出力に対応しています。

  • ※1
    F2.8、シャッタースピード1/4秒、フレームレート59.94P、ゲイン33.0dB時。
  • ※2
    屋外型ロボットカメラシステムを制御するキヤノン独自のプロトコル。「U-4」シリーズ、「BU」シリーズで採用。
  • ※3
    粉じんが内部に侵入しにくく、若干の侵入があっても正常運転を阻害しない「防じん性能5級」、あらゆる方向からの噴流水でも有害な影響を及ぼさない「防滴性能5級」に相当。

放送用ロボットカメラシステムの市場動向

日本国内では2018年12月より新4K8K衛星放送が開始され、4K対応機材の導入がさらに加速しつつあります。またビルの屋上や景勝地などに常設し、遠隔操作で映像を撮影できるロボットカメラシステムは、天気予報や報道番組などの用途で、多くの放送局やケーブルテレビで採用されています。(キヤノン調べ)

提供価格・発売予定日

商品名
 BU-43U
価格
 オープン価格
発売日
 2021年7月下旬

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