ヒト・モノの位置を見える化するRFID位置情報ソリューションを発売建設・製造・物流などの多様な業界においてDX推進や生産性向上に貢献
2023年12月21日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンは、ヒト・モノの位置情報を把握することで幅広い業界のDX推進や生産性向上に貢献する「Canon RFID 位置情報ソリューション」を2024年1月上旬に発売します。
「Canon RFID 位置情報ソリューション」は、現場で働く多数のヒトや、広いエリアにある多数のモノなどの位置情報を把握・分析することで、ヒト・モノの適切な配置や適正管理を可能にします。建設現場、製造現場、物流倉庫、オフィスなど、さまざまなシーンにおけるDX推進や生産性向上に貢献します。
RFIDタグの情報を自動的に読み取りマッピング
「Canon RFID 位置情報ソリューション」は、ヒト・モノに取り付けたRFIDタグの情報をRFIDリーダーが自動的に読み取り、位置をマッピングします※1。一つずつ読み取るバーコードや二次元コードなどによる管理とは異なり、RFIDリーダーにより複数のタグ情報を一気に読み取ることが可能です。また、意図的な読み取り動作をすることなく、ヒト・モノの位置情報を把握できます。
可搬型・固定型の2種類のRFIDリーダーとシステムを独自開発
キヤノンは可搬型・固定型の2種類のRFIDリーダーを独自開発しました。いずれも、特定小電力規格に対応しており、正面方向の半径3～4メートル程度の読み取りが可能です※2。可搬型は小型・軽量で、装着しているヒトの移動量検知機能を搭載しているため、リーダーを携帯して巡回しながらヒト・モノの位置を把握したい場合に適しています。固定型は常時給電できるため、ヒトが頻繁に通過する出入口を24時間監視したい場合などに適しています※3。
今回開発した標準ウェブアプリでは、タグをつけたヒト・モノのマップ上でのおおよその所在位置や、所在階などの情報を把握することができます。また、顧客の要望に応じて、API※4経由で位置情報データを取得し、連携するアプリに移動履歴や滞在時間などを表示させることが可能です。
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※1
マップ上に位置情報を表示するには基準位置を決めるタグが必要。
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※2
キヤノンが提供する標準タグを用いた、社内測定環境における測定結果。
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※3
可搬型はスマホやタブレットに搭載したアプリを通して位置情報をクラウドにアップロード。アプリはiOSオペレーティングシステムソフトウェアにのみ対応。固定型は無線LAN機能を搭載。
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※4
Application Programming Interfaceの略。取得した位置情報を外部から利用・編集するために、情報の呼び出し手順やファイルの制御方法などに必要な関数やコードをまとめた情報の集合体。
おもな特長
RFIDタグの情報を自動的に読み取りマッピング
- ヒト・モノに取り付けたRFIDタグの情報をRFIDリーダーが自動的に読み取り、位置をマッピング。
- タグを1枚ずつ読み取るバーコードや二次元コードなどによる管理とは異なり、RFIDリーダーにより複数のタグ情報を一気に読み取ることが可能。また、意図的な読み取り作業をすることなく、ヒト・モノの位置情報を把握することが可能。
可搬型・固定型の2種類のRFIDリーダーとシステムを独自開発
- 可搬型・固定型の2種類のRFIDリーダーを独自開発。いずれも、特定小電力規格に対応しており、正面方向の半径3～4m程度の読み取りが可能。
- 可搬型は小型・軽量で、装着しているヒトの移動量検知機能を搭載しているため、リーダーを携帯して巡回しながらヒト・モノの位置を把握したい場合に好適。
- 固定型は常時給電できるため※1、人が頻繁に通過する出入口を24時間監視したい場合などに好適。
- アンテナと通信機能が一体化されているため、固定型の設置作業が容易。推奨する設置方法により、防じん・防滴対応※2や屋外設置が可能。
- 可搬型のサイズは、80.5（幅）×142.5（奥行き）×20.3（高さ）mm。固定型のサイズは、150（幅）×185（奥行き）×55（高さ）mm（ケーブル除く）
- 今回開発した標準ウェブアプリでは、タグをつけたヒト・モノのマップ上でのおおよその所在位置や、所在階などの情報を把握することが可能。
- 顧客の要望に応じて、API経由で位置情報データを取得し、連携するアプリに移動履歴や滞在時間などを表示させることが可能。
- RFIDタグが複数の会社や拠点にまたがり移動をした場合でも対応できるプラットフォームを構築しており、人流・物流の把握をサポート。
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※1
可搬型は充電式で、連続使用時間は約10時間。電池の状態、使用状況、環境条件により異なります。
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※2
防じん・防滴に配慮した構造になっていますが、砂じんや水滴などの侵入を完全に防ぐことはできません。屋外の雨がかかる場所に設置する場合は、設置マニュアルに従い、雨線外防水施工が必要です。
多様な業界で活用可能
- ヒト・モノの位置情報を把握することで、DX推進や生産性向上などのニーズに応え、さまざまなシーンで活用可能。
- 現場で働く多くのヒトの位置を把握し、分析することで、業務効率化、業務計画の最適化、現場の安全管理に貢献。
- ヒトの動線を把握したオペレーションの最適化や、広いエリアにあるモノの位置情報管理に貢献。
関連情報
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