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映像制作用リモートカメラに機能を拡張する「アドオンアプリケーションズシステム」を提供第一弾として「自動追尾」と「自動ループ」のアプリケーションを発売

2023年1月31日

キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社



キヤノンは、有償アプリケーションのインストールにより、映像制作用リモートカメラに機能を拡張する「アドオンアプリケーションズシステム」の提供を開始します。第一弾として、“自動追尾アプリケーション RA-AT001”と“自動ループアプリケーション RA-AL001”を2023年4月中旬より発売します。

イベントや講義配信での自動追尾のイメージ
コンサート配信での自動ループのイメージ

ユーザーは、用途に応じて必要な有償アプリケーションをインストールすることで、機能を追加することができます。サーバーやPCなど外付けのハードウエアを要することなく、カメラ本体内で動作※1するため、シンプルなシステム構成が可能で、高い応答性を実現しています。オペレーターはカメラのスイッチングや配信といった他の作業に集中することができ、リモートプロダクションにおける作業負荷軽減や省人化に貢献します。対象機種は屋内型4Kリモートカメラの最上位モデル「CR-N700※2」(2022年12月発売)です。今後、「アドオンアプリケーションズシステム」対象のリモートカメラおよび提供アプリケーションを拡充予定です。

おもな特長

人物の動きに合わせてカメラが被写体を自動で追いかける「自動追尾」

プレゼンターが登壇するイベントや講義などの配信において、指定した人物を自動追尾します。カメラ内で解析をするため追従性が高く、全身、上半身、バストアップといった自由度のある撮影画角で、ゆっくりした歩行から、早歩きまで対応※3します。高精度なカメラのパン・チルト機構との相乗効果で、一般的なイベントや講義用途で想定される人物撮影に加え、映像制作用途で求められる低速での人物撮影でもなめらかな自動追尾を実現します。また、「構図設定」、「追尾感度設定」、「優先表示領域」ほか豊富な調整項目を備えています。

指定した地点を巡回・往復する規則的な動作を自動化する「自動ループ」

イベント、インタビュー、スポーツの動画配信や、TVCM・映画の制作などにおいて、従来カメラマンが演出として撮影していた緩やかなパン・チルト・ズーム(PTZ)動作などを繰り返し自動で行います。指定した複数の地点を巡回する動作と、往復する動作から選択でき、地点ごとの停止時間を決める「ポジション設定」、移動速度などを決める「ルート設定」、「プレビュー」、「開始」まで、設定画面内で簡単に実行できます。開始・停止時の加減速を調整するフェードモードによって、プロカメラマンのようなカメラワークが可能です。

  • ※1
    アプリケーションの設定は、PCのWEB設定ページから指示する必要があります。
  • ※2
    2023年4月中旬に提供予定のファームウエア(無償)のアップデートにより、「アドオンアプリケーションズシステム」に対応可能となります。
  • ※3
    毎秒約1.8mの早歩きまで対応可能です(バストアップの撮影画角は毎秒約1.0mの速さまで対応)。

リモートカメラの市場動向について

タブレットやスマートフォンなどのデバイスの普及により、多くの人がいつでも手軽に映像を視聴できる環境を手にしています。これに伴い、近年、映像コンテンツの需要が急速に拡大し、録画映像・ライブ映像を問わず、多くの映像コンテンツが制作・配信されています。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響でリモートによる映像制作・配信が加速しており、例えば教育分野における授業映像の配信、ビジネス分野におけるセミナー映像の配信などがさまざまな現場で普及しています。また、放送分野では、放送局・プロダクションがリモートカメラを用いた番組制作環境を構築しつつあります。このように、映像制作現場ではリモートによる効率化・省人化を実現する製品やソリューションに対するニーズが高まっています。(キヤノン調べ)

提供価格・発売予定日

製品名
自動追尾アプリケーション RA-AT001
自動ループアプリケーション RA-AL001
価格
オープン価格
発売日
2023年4月中旬

関連情報

製品紹介ページ
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