3Dマシンビジョンシステムがユニバーサルロボット社のUR+認証を取得 ロボットコントローラー用プラグイン“RV Series URCap”の無償提供開始
2021年4月21日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
ロボットの眼となるキヤノンの3Dマシンビジョンシステム「RVシリーズ」が、ユニバーサルロボット社(以下「UR社」)の認定製品プラットフォーム「UNIVERSAL ROBOTS+」(以下「UR+」)の認証を取得しました。これに伴い、UR社製協働ロボットのユーザー向けに、ロボットコントローラー用プラグイン※“RV Series URCap”を本日より無償提供します。
近年、製造業では、人手不足の解消や生産性の向上、品質の向上を目指し、生産現場での自動化のニーズが高まっています。このような中、キヤノンは、認識スピードが速く、高精度に3次元認識が可能な3Dマシンビジョンシステムでさまざまな業種の生産ラインにおける多様な部品供給工程の自動化ニーズに応えてきました。
今回、キヤノンの3Dマシンビジョンシステム「RVシリーズ」は、協働ロボットのリーディングカンパニーであるUR社の「UR+」認証を取得しました。それに合わせ、UR社製協働ロボット専用のロボットコントローラー用プラグイン“RV Series URCap”の無償提供を開始します。“RV Series URCap”を用いることにより、キャリブレーション用プログラムの作成が不要となり、ピッキング用ロボットプログラムが簡単に作成できるなど、ロボットの「眼」となる3DマシンビジョンとUR社製協働ロボットとの連携が容易になります。
キヤノンは、今後も協働ロボットの「眼」の役割を担う3Dマシンビジョンシステム「RVシリーズ」を幅広い協働ロボットと連携させることで、生産現場の自動化を促進し、生産性や品質の向上に貢献していきます。
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プラグイン:アプリケーションの機能を拡張するソフトウエア。
概要
3Dマシンビジョンシステム「RVシリーズ」について
「RVシリーズ」は、高速かつ高精度に、部品の位置と姿勢の3次元認識ができます。「RV300/RV500」(2015年7月発売)、「RV1100」(2014年4月発売)の3機種を取りそろえ、幅広いサイズの部品測定に対応しています。
数種類のパターン光を投影し、距離画像と濃淡画像を同時に取得します。事前登録しておいた部品の3DCADモデルをフィッティングすることで、さまざまな形状の部品を高精度に3次元認識することが可能です。
ロボットコントローラー用プラグイン“RV Series URCap”について
“RV Series URCap”は、UR社製協働ロボット専用のロボットコントローラー用プラグインです。インストールすると、「キャリブレーション」、「把持(はじ)登録」、「ランタイム」、「プログラムツリーテンプレート」の4つの機能が使用できるようになります。これまでRVシリーズとUR社製協働ロボットを連携させる際に必要だったロボットプログラム作成等の設定作業を、コントローラーに数字を入力するだけで、簡単に進めることができます。
ユニバーサルロボット社について
2005年に設立されたユニバーサルロボット社は、あらゆる規模の会社にロボット技術を活用いただくことを目的に、小型で、使いやすく、フレキシブルかつ安全な協働ロボットの開発を行っています。2008年に協働ロボット第一号を発表して以来、ユーザーフレンドリーな協働ロボットの提供によって大きな成長を遂げており、現在では世界中で販売されています。ユニバーサルロボット社はTeradyne Inc.傘下の企業であり、デンマーク・オーデンセに本社を置き、米国、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、チェコ、トルコ、中国、インド、シンガポール、日本、韓国、台湾、メキシコに子会社や支社を擁しています。2020年の売上高は 2億1,900万ドルでした。
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