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体験価値創造ソリューション

C-magazine 2023年夏号記事
2023年6月1日

政府は少子高齢社会の到来や国際交流の進展を視野に、我が国の重点課題として"観光立国の実現"を目指しさまざまな施策を進めている。そこで欠かせないのが地域固有の魅力を生かしながら新たな価値を創出し、それが効果的に再投資される"持続可能な観光"という視点だ。キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)は技術力と表現力を企画プロデュース力で掛け合わせた「体験価値創造ソリューション」を提供し、地方創生のみならず幅広い領域で社会ニーズに応える。その想いに迫る。

地域の課題を発見・解決、新しい時代のビジネスの形

キヤノンマーケティングジャパン  MA事業部で自治体プロジェクト推進室長を務める中農剛司

近年、観光や文化にまつわる地域資源の高付加価値化に取り組む自治体が増えている。その背景には、国が推進する「文化経済戦略」や「文化観光推進法」「観光立国推進基本計画」といった方針がある。新たな地方創生ともいえる流れだが、その実現には大きな課題もある。

「"観光や文化にまつわる地域資源の高付加価値化"といわれても、自分たちだけで形にするのは難しいものです。私たちキヤノンMJはそうした課題に寄り添い、事業を通じて解決していきます。これは当社にとっても新たな挑戦です」

"挑戦"という言葉を使ったのは、プロジェクトのリーダーを務めるキヤノンMJの中農剛司(なかのたけし)だ。キヤノンMJは、自治体の課題解決に向けたプロジェクトを2020年に立ち上げ、今日に至るまで新たなビジネスの形を模索してきた。

「技術力や製品力だけでは解決できない社会課題が増えていますが、私たちは機材提供に加え、企画プロデュースからコンテンツ制作、イベント運営、Webサイト制作やSNSなどを使ったマーケティングまでを行い『体験価値』を創造するソリューションを提供します。お客さまとの向き合い方がこれまでとは大きく異なるプロジェクトです」

キヤノンMJは、顧客課題に対し映像やITを生かした解決策を提供しているが、この新しいプロジェクトでは、課題の発見や指針の策定、時には事業やイベントの運営にも携わる。

課題が多様化・複雑化する中、これまで以上に顧客の懐へ踏み込む必要があるが、本プロジェクトのディレクターを務めるキヤノンMJの阿部芳久は、「踏み込むからこそキヤノンの強みが生きる」と話す。

「自治体が抱える課題の背景は、複雑かつ固有のものが多いのですが、そうした課題の中には、キヤノンの光学、映像、画像処理といった『技術力』や、これまでさまざまな分野のクリエイターと関係を築き、共に培ってきた『表現力』を生かすことで解決できるものがあります。そうした技術力と表現力をキヤノンMJの『企画プロデュース力』で掛け合わせることで、新たな『体験価値』を創造することができるのです」

観光庁による新たな「観光立国推進基本計画」への対応

2006年に制定された「観光立国推進基本法」の規定に基づき、観光立国の実現に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、2023年3月に新たな「観光立国推進基本計画」が閣議決定された。本計画では「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」という3つのキーワードが基本的な方針として掲げられ、観光庁もそれに沿った今後の観光政策の方向性を示している。

仁徳天皇陵古墳を眺める「没入感」をコンテンツに

キヤノンマーケティングジャパン MA事業部の自治体プロジェクト推進室で「体験価値創造ソリューション」を担当する阿部芳久

エジプトのクフ王のピラミッド、秦の始皇帝陵と共に世界三大墳墓の一つに数えられる仁徳天皇陵古墳は、世界文化遺産に認定されている百舌鳥・古市古墳群の中でも高い知名度を誇る歴史遺産だ。しかし立地する大阪・堺市は、その魅力を生かしきれていないと感じていた。

「現地を訪れてみて、その理由にピンときました。仁徳天皇陵古墳の特徴は前方後円墳という独特の形状にありますが、実際には規模が大きすぎて近くに行くと林か小山にしか見えないのです」

そう話すのは阿部だ。仁徳天皇陵古墳の全長は約486メートル。堺市役所の21階にある展望ロビーから見てもその形状は判然としない。

「全貌を望むには、ヘリコプターで上空1500メートルまで上がる必要があるそうです。それでは観光客が気軽に楽しむことができません。模型とプロジェクションマッピングを組み合わせたアトラクションなどは可能ですが、やはり多くの人は世界三大墳墓の一つが持つスケール感を自分で見て体験したいはずです」

誰にでも手軽に、仁徳天皇陵古墳の雄大な姿を体験できる仕組みがつくれないか。そこで阿部の頭に、キヤノンが持つある技術が浮かんだ。

「キヤノンが開発した映像技術に、撮影に使用されているレンズの情報や投影するスクリーンの形状データなどから、フォトグラファーが撮影時に肉眼で見た風景を、没入感の高い映像空間に生成する画像処理アルゴリズムがあります。それを利用すれば仁徳天皇陵古墳の全容を体感できる映像施設をつくれると考えました」

企画から撮影、コンテンツ制作までトータルで提供できる点が強みとなり、このキヤノンMJの提案は採択された。

百舌鳥古墳群ビジターセンター内に設置されたのは、長さ約14.3メートル×高さ約3.3メートルの巨大な曲面スクリーン。映像コンテンツの制作は「8K業務用カメラ」やデジタルシネマカメラ「EOS C500 Mark Ⅱ」、ミラーレスカメラ「EOS R5」などの高精細映像が撮影可能なカメラを活用し、ヘリコプターによる大規模空撮も実施。臨場感を出す画像処理を加えた9K相当の映像を映し出すため、ネイティブ4Kプロジェクター「4K5020Z」も活用した。スクリーンに加え、床面にも投影される没入感の高い映像空間で"体験する"仁徳天皇陵古墳は、一躍人気コンテンツとなった。中農が当時を振り返って話す。

「体験価値を創造できたのは、キヤノンが持つ技術力と表現力をうまく組み合わせられたためです。そして、何よりその二つを結び付ける企画プロデュース力が不可欠だと実感しました」

堺市「百舌鳥古墳群ビジターセンター」

キヤノンのカメラで撮影された百舌鳥・古市古墳群の高精細映像が、高画質ネイティブ4Kプロジェクターなど6台から巨大な曲面スクリーンにマルチ投射されることでつくり出される映像空間。映像とアニメーションはtnyu、ヘリコプターによる大規模空撮はフルスコア、オープニングCGは平川紀道氏、オーケストラによるオリジナル楽曲は烏田晴奈氏、プロダクションワークはCG-ARTSなど、さまざまなジャンルのクリエイターが参画している。観光庁の「最先端観光コンテンツ インキュベーター事業」にも認定された。

プロジェクトが若者を惹き付けた理由

体験価値を創造するソリューションとして企画プロデュース力が強く発揮された事例は他にもある。文化庁が進める「地域の伝統行事等のための伝承事業」の一つとして取り組んだ、日本のまつり探検プロジェクト「まつりと」だ。

日本全国のさまざまな祭りや伝承事業を紹介するこのプロジェクトの特徴は、フォトグラファーやクリエイターによって制作された、祭りに参加しているような感覚が得られる映像にある。

「コロナ禍などの理由で地元に帰れない人や、自分の住む地域をもっと知りたい人のために、祭りの空気感を体感できるものにしようと考えたのです」

そうした特徴を体現しているのが、「私たちの祭り探検」という映像シリーズだと阿部は言う。

「現地で祭りに関わる人の中には、映像記録として残すだけでなく、地域の歴史そのものである祭りを、若い世代に引き継ぎたいという強い想いがあります。それに応えるため、若い世代の視点や感覚も大切にして映像を制作しました」

そうした姿勢が反響を呼んだのか、動画視聴者の世代別割合では、20代から30代の視聴率が想定より大幅に高くなった。

日本のまつり探検プロジェクト「まつりと」

文化庁「地域の伝統行事等のための伝承事業」として、全国47都道府県、155の祭りを支援した。祭りの映像制作やライブ配信、写真撮影、撮影機材のレンタルなどを行うと同時に、Webサイト「まつりと」を制作・運営。映像は『世界の街道をゆく』や『情熱大陸』などの番組制作をしているユーコムや、20年にわたり『日本の祭り』の番組制作に参画している全国35の放送局が制作。写真は芳賀ライブラリー、WebサイトはCINRAなどと共に制作した。

「まつりと」公式YouTubeチャンネルは総再生回数339万回を記録

プロジェクトの成果は公式YouTubeチャンネル、CINRA、公式Instagramで公開されている。公式YouTubeチャンネルでは、大きく「私たちの祭り探検」「祭りドキュメンタリー」「祭りフォトムービー」「記録映像シリーズ」のカテゴリーで146本の映像が公開され、その総再生回数は2023年3月末までに339万回となっている。5月の主要国首脳会議(G7広島サミット)に合わせて開催されたG7倉敷労働雇用大臣会合では、「まつりと」で制作した「乙島祭り」の映像が使われた。

プロジェクトをけん引するもう一つの強み

このように、キヤノンMJの「体験価値創造ソリューション」には、キヤノンの総合力ともいうべき「表現力」「技術力」「企画プロデュース力」が生かされているが、実はそこにもう一つ、忘れてはいけない重要な要素がある。キヤノンが多くのクリエイターと、長く、そして深く関わってきたという「歴史」だ。

キヤノンは1990年代から2000年代にかけて、さまざまな分野のアーティストとキヤノンのエンジニアがコラボレーションしてメディアアート作品を発表する「キヤノン・アートラボ」を運営するなど、先駆的な文化支援を行ってきた。またキヤノンMJも、文化庁が主催していた「文化庁メディア芸術祭」に、画像情報教育振興協会(CG-ARTS)を通じて構想段階から関わり、企画・運営に協力してきた。阿部はこの運営に参画するなど、そうした歴史に深く関わってきた一人でもある。

「これまでキヤノンは、写真家にとどまらず、さまざまなジャンルのクリエイターと関係を築くとともに、時代の先端をいく表現や文化の創出に関わってきました。そうした歴史がこれからのキヤノンMJ、そしてキヤノングループをけん引する原動力の一つになるでしょう。『体験価値創造ソリューション』への取り組みは、その第一歩でもあるのです」

この「体験価値創造ソリューション」には、興味深い事例がいくつもある。例えば、岐阜市で行われたイベント「ぎふ灯り物語~アート&ヒストリー~」では、土地の歴史や文化に注目し、岐阜城を会場に伝統工芸品である岐阜提灯や岐阜和傘を美しくライトアップ。"SNS映え"するイベントに仕立て上げた。

日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」が立地する和歌山・串本町の旧古座分庁舎のリノベーション事業では、ロケット発射や地元の自然・伝統などを体感できる臨場感シアターといった体験型の映像空間を構築。この施設を宇宙事業関連教育の充実や町民の交流促進、県外からの移住促進といった、町が抱える課題の解決に向けての基点とするグランドプランの立案も手掛けた。

こうした取り組みの広がりについて、「キヤノンが培ってきた技術力、表現力、そして企画プロデュース力が生きる場所はまだまだ日本中にあります。これからも幅広い分野で新たな体験価値を創造し続けていきます」と中農は力強く語る。

にぎわいを生む、地域の力を取り戻す。そうした現場にキヤノンがいる。

「体験価値創造ソリューション」のコンセプト

地域や場所、施設における体験価値の向上など、技術力だけでは解決できない社会課題が増えている。キヤノンMJは、キヤノンの多彩なプロダクトや先駆的映像技術などの「技術力」と、さまざまなジャンルのクリエイターへのサポートを通じて培ってきた「表現力」を、キヤノンMJグループの「企画プロデュース力」によって掛け合わせた「体験価値創造ソリューション」で課題解決に貢献する。


ボリュメトリックビデオ技術がスポーツの新たな映像体験を提供

スポーツの世界にも影を落とした新型コロナウイルス。以前の活況を徐々に取り戻しつつある一方で、未だ課題を残したままの競技も少なくない。キヤノンMJは、そうした競技団体の課題を解決し、テクノロジーを活用した先進的な取り組みを支援するスポーツ庁の「スポーツ×テクノロジー活用推進事業」に2022年秋より参画。キヤノンの映像技術とキヤノンMJの企画プロデュース力を掛け合わせ、スポーツの領域でも新たな体験価値を提供することで、スポーツ産業の成長促進に貢献できるよう取り組みを進めている。

3Dモデルを生成するボリュメトリックビデオ

キヤノンマーケティングジャパンで「体験価値創造ソリューション」に携わり、「スポーツ×テクノロジー活用推進事業」を担当する諏訪翔一

「柔道は誰もが知る日本伝統のスポーツ。人気は盤石と考えがちですが、統括する全日本柔道連盟(以下、全柔連)は、テレビ放映の減少などによる注目度や収益の低下、それによって進む競技人口の減少という課題を抱えています」

そう話すのは、キヤノンMJで「体験価値創造ソリューション」に携わる諏訪翔一だ。

「特に全柔連が危機感を抱いているのが『柔道はどう楽しめばいいのか分かりにくい』といった声が、主に若い世代から上がっている点でした」

攻め手と受け手が組み合い、技をかけるその一瞬の素早くダイナミックな動きは柔道の醍醐味(だいごみ)だが、そこを「分かりにくい」と感じる層がいるのも事実だ。

「ならば、その瞬間をさまざまな角度から見せることができれば、柔道への見方も変わるのではないか」

スポーツ庁による「スポーツ×テクノロジー活用推進事業」に参画するに当たってそう考えた諏訪の頭に浮かんだのは、キヤノンが開発した「ボリュメトリックビデオ」という技術だ。

技術力と企画プロデュース力の連携で柔道の新たな魅力を伝える

ボリュメトリックビデオ技術を活用した今回のプロジェクトは、スポーツ庁による「スポーツ×テクノロジー活用推進事業」にキヤノンMJが参画したことで実現した。キヤノンMJは、プロモーション動画とNFTデジタルトレーディングカード「JUDO コレカ」に加え、柔道の技を360度自由視点で見ることができる「JUDO オール・ビュー」を企画・プロデュース。キヤノンとキヤノンMJが緊密に連携し、先進的な映像技術と企画プロデュース力によって柔道の新たな楽しみ方や視聴体験を提供した。ボリュメトリックビデオ技術を活用したプロモーション動画や「JUDO オール・ビュー」は、全柔連の特設サイト「JUDO × TECHNOLOGY」で現在も視聴できる。

上から下から至近距離から「見たことのない柔道」を

キヤノンでボリュメトリックビデオ技術を活用したソリューションの企画に携わる奥谷泰夫

キヤノンでソリューションの企画に携わる奥谷泰夫は、技術者時代に自身も開発に関わったこの技術について、こう説明する。

「ボリュメトリックビデオとは、100台以上のカメラを使ってさまざまな角度から人の動きを捉え、それを3次元の形状として捉える映像技術のことです。ボリュメトリックとは体積という意味で、2次元の映像を体積のある3Dデータに変換することで、撮影したシーンを好きな角度、好きな距離から見ることができるようになります。さらにVR(仮想現実)技術などと組み合わせれば、見た人はあたかもその場で体験したかのような感覚を得ることもできます」

キヤノンでは、当初ボリュメトリックビデオ技術を、サッカーやラグビーといったフィールドスポーツの試合でのリプレーに利用することを目指して開発していた。そのため、臨場感を高めるために欠かせない「画質の良さ」や「高速データ処理」を高い次元で両立させている。100台以上の4Kシネマカメラを利用して高品質な映像を撮影しながら、撮影から数秒以内に3Dデータが生成できるという。

「世界には同様の技術を開発している企業もありますが、キヤノンの特徴は、これほどの品質と処理速度を高いレベルで実現している点です」

こうした優位性から、ミュージシャンやダンサーのパフォーマンスといったエンターテインメント領域でのニーズが高まり、キヤノンの川崎事業所内に専用の撮影スタジオ「ボリュメトリックビデオスタジオ-川崎」を開設した。

そこに舞い込んだのが、"柔道の技を3Dで丸ごと映し取る"今回の企画だ。

「提案を聞いて、ボリュメトリックビデオ技術の強みが生かされるに違いないとワクワクしました」と奥谷は語る。

そして撮影されたのが日本で開催された柔道の国際大会「グランドスラム東京2022」向けのプロモーション動画だ。「JUDO × TECHNOLOGY」と銘打たれたそのコンテンツには、"これまで見たことのない柔道"が映し出された。

諏訪は反響に手応えを感じたと話す。

「大会には『動画を見て面白そうだと思って来た』と語る新規ファンが多く訪れ、伝統ある柔道とテクノロジーの組み合わせが興味深いとメディアからの取材も多数ありました。全柔連が抱えている課題の解決に新しい道筋を付けられたのではないでしょうか」

"新しい道筋"というと、この大会の来場者には、注目が集まる「NFT(非代替性トークン)」のデジタルトレーディングカードが配布されたが、そこでもボリュメトリックビデオ技術が使われた。

この"全く新しい視覚体験をもたらす技術"には、他にもさまざまな活用の可能性があると諏訪は話す。

「2022年3月には、ボリュメトリックビデオ技術で撮影したラグビーのプレー映像を『VR』『AR(拡張現実)」『MR(複合現実)』で体験するイベントを、大分県の試合会場で実施しました。300名を超える方が参加し、『見たことのない形でラグビーの魅力に触れることができた』との声をいただいています」

キヤノンの映像技術とキヤノンMJの企画プロデュース力は、今後スポーツ業界においても新たな体験価値を創出し続けるだろう。

被写体の動きを3Dデータに変換し、これまでにない映像体験を実現

100台以上のカメラで撮影した2次元の映像から選手や演者など現実世界における被写体の動きを3Dデータに変換するボリュメトリックビデオ技術は、2Dの自由視点映像、3Dデータを生かしたVR/ARコンテンツなど、さまざまなアウトプットが可能になる。キヤノンは、4Kシネマカメラで撮影した高品質な映像から、撮影後数秒以内に3Dデータを生成できるシステムを開発。エンターテインメントやスポーツ分野を中心に活用の幅が広がっている。キヤノンの川崎事業所内に開設された専用の撮影スタジオ「ボリュメトリックビデオスタジオ-川崎」は、縦8m×横8m×高さ3.5mという世界最大級の規模を誇る。設置された100台以上のカメラを使い60pで撮影することで、大きく動くパフォーマンスや10人以上の同時撮影が可能になっている。2023年3月には、この技術を活用したボリュメトリックビデオシステムを東京ドームにも導入し、野球観戦の新たな楽しみ方を創出している。

VR、AR、MRを活用した新しいラグビーの楽しみ方を提案

横浜キヤノンイーグルスが第2拠点とするレゾナックドーム大分(旧・昭和電工ドーム大分)での試合開催時に実施された、先端技術を活用した「デジタルラグビー体験会」。ラグビーのプレーを選手の目の前にいる感覚で見たり(VR)、画面内の選手たちの中に入って記念撮影したり(AR)、ミニチュアグラウンドでプレーする選手を好きな角度から見たり(MR)する体験イベントが開催された。