オフィス向け複合機の提供を通じて、
お客さまと社会全体の環境負荷低減に貢献
世界の温室効果ガス排出量半減に貢献するには、日本は2050年までにCO2排出量を1990年比で60~80%削減することが必要とされています。企業や組織のCO2排出量削減が重要な責務となる中、キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)グループは、豊かな生活と地球環境を両立する社会の実現に向けて、お客さまと社会全体の環境負荷低減に取り組んでいます。そのひとつが、キヤノンMJグループが提供するキヤノンのオフィス向け複合機の拡大です。
「imageRUNNER ADVANCE」シリーズは、経済産業省が主導する「カーボン・オフセット※1制度」を活用し、キヤノンがオフセットしたCO2排出量をお客さまの自己排出分の削減量として利用することを可能とする複合機です。また、同シリーズに搭載された「留め置き印刷※2」機能は、ミスプリントを減らしてコストを削減できるだけでなく、放置プリントを防ぐことで、情報漏えいの原因となる印刷物の取り違えを防ぎ、セキュリティー対策としても有効です。
全国22都道府県で260以上の校舎を運営し、地域の公立トップ校への高い合格率を誇る秀英予備校さまでは、キヤノンシステムアンドサポート株式会社(以下、キヤノンS&S)から全国の校舎で一斉に「imageRUNNER ADVANCE」シリーズを導入したことで、CO2の削減と同時に約10%のミスプリントの削減に成功しました。カーボン・オフセット制度を活用した仕組みと併せて、秀英予備校さまの環境に配慮した事業運営の推進に役立っています。
キヤノンMJグループは今後も、環境負荷低減に結びつく複合機の提供を通じ、お客さまの環境負荷低減の取り組みの促進や事業課題の解決、業務効率の向上に貢献していきます。
- ※1. カーボン・オフセット
自らが削減できないCO2排出量を他者が創出した排出削減・吸収量で埋め合わせ(オフセット)することで、社会全体のCO2排出削減を促進する取り組み。 - ※2. 留め置き印刷
プリントジョブをすぐ出力せず、一度複合機の中に保存する機能。本来モノクロで出力すべき書類をカラーで出力してしまったり、両面印刷すべき書類を片面で出力してしまったりした場合も、実際に紙に印刷する前にデータの削除や印刷設定の変更が可能。
お客さまの声:株式会社秀英予備校さま
今回、キヤノンさんの複合機を全国で一斉に導入したことは、主に3つのメリットをもたらしてくれました。
1つ目は、環境負荷低減に貢献できるようになったこと。省エネ法で「エネルギーの使用に係る原単位を年平均1%以上改善する」という目標が掲げられているのですが、快適な学習環境を生徒に提供する私たちにとって省エネは難しく、環境対策に課題を残していました。しかし今回、カーボン・オフセット制度を活用しているキヤノンさんの複合機を導入したことにより、CO2排出量削減の取り組みとして、地球温暖化の推進に関する法律(温対法)に基づいた申告ができるようになりました。
2つ目は、校舎によってはそれぞれ個別の機械で行っていたプリンター、スキャナー、コピーの機能を、1台の複合機に集約化できたこと。省エネはもちろん、個別の機械にかかっていたリース料や消耗品にかかるコストも削減できたことに加え、消耗品の在庫管理の手間の削減や作業の効率化にもつながり、総務にかかっていた業務負担と目に見えないコストを大幅に軽減できました。
そして3つ目は、業務本部の印刷室でプリントアウトして全国の各拠点に配送していた教材を、各拠点で印刷できるようになったこと。生徒一人ひとりの成長スピードや課題は異なります。生徒それぞれのレベルやニーズに合わせた教材を提供するには、生徒が通う各拠点で教材を印刷するのが理想ですが、これまではコストの問題で実現できていませんでした。しかし、キヤノンさんの複合機を全国一斉導入し、トータルで大幅なコストダウンを実現できた結果、各拠点で教材を印刷できるようになったのです。生徒一人ひとりへの細やかな対応が可能となり、私たちがコンセプトに掲げる「学習コンさるジュ」の質の強化にもつながっています。
正直、全国に何百台とある機材を入れ替えるとなると、その手続きや設置にかかわる業務負担は相当なものだろうと懸念していたのですが、キヤノンS&Sさんがその負担を軽減してくれたおかげで、私たちは大きな負担を感じることなく、入れ替えを進めることができました。全国のすべての校舎のドキュメント周りの環境や使い方にまで踏み込んで分析調査を行い、ご提案してくれたキヤノンS&Sさんの熱意と行動力に感謝しています。さらには、全国の新校舎立ち上げのソリューションをワンストップで請け負ってくれる業者が見つからず困っていたところ、なんとそれもキヤノンS&Sさんが請け負ってくれました。これは全国に180拠点を持つキヤノンS&Sさんならではだと思います。今後も引き続き、多角的なご提案をしていただければと期待しています。
この記事に関するSDGs
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4.質の高い教育をみんなに
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13.気候変動に具体的な対策を
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