若者の「ビジュアルライフ」、写真に求めるものとは?report1
若者といえば撮った写真をアプリで盛って、映える写真が大好き!
映える写真はSNSに投稿してみんなで共有!
そんなイメージをお持ちではないでしょうか?
第1回ワークショップでは若者の写真に対する意識、写真を盛ることや
映える写真についてどう思っているかをレポートしました。
①写真フォルダを振り返り、あなたが好きな「自分で撮影したビジュアル」を選ぶ②写真フォルダを振り返り、あなたが好きな「自分以外が撮影したビジュアル」を選ぶ③ビジュアルにまつわる、若者ならではの特徴的な行動をあげる
SNSで映えるために写真を撮るのではなく、ありのまま・自然体の写真を残したいという意識に変化。
自己肯定のために映える写真をSNSにアップすることはあるものの、写真を撮る=映える写真を撮ることではなく、
写真を撮る=自然体でいい
という意識に。
映えているところを見せるために写真を盛ってSNSにアップしても、リアルとかけ離れているなら意味がないと思うし、映える写真を撮らなきゃというプレッシャーに疲れてきた。
誰が撮っても同じキメ顔より、その人らしさがでていたり、関係性があるからこそ撮れる自然体の写真に価値があると思う。
盛ることは自分の気持ちを加工するようにも感じ、他人に見栄を張る気持ちになる。
- ●コロナ中に写真を見返してみると、温かみがあって良いなと思った写真=自然体な写真、が多いと気づいた。
- ●アプリのフィルタ機能が多すぎてどれを使えばいいかわからないし、みんなと同じものを使っていては個性が出せない気がする。
- ●決まりすぎた写真は筋肉質。
ビジュアルとしての美しさや映え以上に、思い出や感情をどれだけ呼び起こしてくれるかが大事。
写真に残すことで、その時の感情も一緒に保存することができる。
SNSにアップするために写真を撮るのではなく、
その時の情報や感情を記録するために写真を撮るという意識へ変わってきている。
その時を記録し、あとで見返すことで、
当時の瞬間を思い出して元気になることも。
たくさんの写真を撮ってきた若者たちだからこそ、
見返せることに写真の価値を
感じている。
誰かのためではなく、自分で振り返った時に“自分を癒し”たり、“自分を認める”ために写真を撮るようになった。
- ●辛いことは文字に書いて発散する。楽しいことは写真で保存したい。気持ちのアップダウンで文字と写真を使い分けている。
- ●辛い時、疲れた時にカメラロールを見ると思い出が力をくれる。だからポジティブなものだけで溢れるように写真をたまに整理する。
自分の写真を誰かに撮ってもらう時、自分の表情が自然体だったり、素の笑顔だとその人が自分のことをわかってくれている感覚や、大切にされている関係性を再認識できる。
友達と写真を共有することにより、思い出を共有するだけでなく、仲間意識も強まっている。
SNSの発達で言葉の衝突に敏感な世代だからこそ、言葉だけでは表現が難しいことも、写真と一緒だと柔らかなニュアンスで伝えられると感じる。
写真を撮り合うから仲がいいわけではなく、内容が大事。写真の枚数と仲のよさも比例しない。仲がよくていつでも会えるからこそ、わざわざ写真を撮らないが、後悔することも。
写真を撮られることで、自分が大切にされているという実感を得ることができる。
- ●カメラをよく向けられている子は愛されているな〜と思う。
- ●男子は写真をSNSにアップし仲間内で笑い合いたい。
- ●よく写真を撮る友達は発信するタイプ。
②写真フォルダを振り返り、あなたが好きな「自分以外が撮影したビジュアル」を選ぶ
③ビジュアルにまつわる、若者ならではの特徴的な行動をあげる