映像制作用4Kリモートカメラ2機種向けファームウエアを提供リモートプロダクションやバーチャルプロダクションの利便性を向上
2022年4月13日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンは、映像制作用4Kリモートカメラ「CR-N500」(2021年5月発売)および「CR-N300」(2021年6月発売)向けファームウエアの無償提供を、2022年8月上旬に開始します。リモートプロダクションの分野で広く採用されている「SRTプロトコル※1」と、バーチャルプロダクションの分野で広く採用されている「FreeDプロトコル※2」に対応可能となることで、製品の活用の幅を拡大し、多様な映像制作ニーズに応えます。
「CR-N500」および「CR-N300」は、業務用ビデオカメラと同等の高画質とIP※3対応を両立した映像制作用4Kリモートカメラです。キヤノン独自のIP「XCプロトコル」や映像制作業界で普及している「NDI®|HX※4」に対応し、映像制作現場の効率化・省人化に貢献しています。 今回のファームウエアの提供により、新たに2つの通信プロトコルに対応し、映像制作市場で拡大しているリモートプロダクションやバーチャルプロダクションの利便性がさらに向上します。
おもな特長
高品質・低遅延・安全な映像伝送が可能な「SRTプロトコル」に対応
「SRTプロトコル」は、映像のストリーミング配信や放送ライブ中継において広く採用されている映像伝送プロトコルです。「Secure Reliable Transport」の略で、「Secure:映像データを暗号化する高いセキュリティー性」「Reliable:パケットロス※5の再送・リカバリーの仕組みによる信頼性と安定性を確保した確実な映像伝送」「Transport:ネットワーク状態のモニタリングと柔軟で適応性の高いバッファ管理システムにより、ビットレートが不安定な環境でも低遅延で高品質な映像を安定的に配信」の3点を主な特長とし、対応する機器、クラウドサービス等との連携による映像配信の効率化を実現します。
バーチャルスタジオソフトとの親和性が高い「FreeDプロトコル」に対応
VR/AR映像の制作時に用いるバーチャルスタジオソフトにおいて広く採用されている「FreeDプロトコル」に対応します。これにより、「CR-N500」および「CR-N300」がバーチャルプロダクション用途においても手軽に活用できるようになり、撮影カメラのパン、チルトを含む撮影情報をもとに高品質なVR/AR映像制作を可能にします。
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※1
Haivision社によって開発、オープンソース化され、SRT Allianceを通じてサポートされている映像伝送プロトコル。
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※2
主にバーチャルスタジオシステムにおいてカメラのトラッキング情報伝達用に広く採用されているプロトコル。
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※3
「Internet Protocol」の略。インターネット上で情報のやり取りをする際の通信方式。
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※4
米国 NewTek, Inc.が開発した映像伝送プロトコル。
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※5
不安定なネットワーク状態により、一部のデータ(パケット)が欠けて伝送されることで、映像や音声が乱れること。
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*NDIは、NewTek, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
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