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若者の「ヘルスケア」に対する意識とは?report6

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若者の「ヘルスケア」に対する意識とは? 若者の「ヘルスケア」に対する意識とは?

人種や性別、世代問わず、万人に関連する「ヘルスケア」。
もちろん、若者も例外ではありません。
情報が溢れる時代の中で育ってきた若者が持つ「ヘルスケア観」とは
どのようなものか、根底にはどんな価値観があるのか。
今回は「若者のヘルスケア観」について、レポートしました。

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学生にはワークショップ前に課題に取り組んでもらい、その過程で気づいた空間や時間に対する価値観についてディスカッションしました! 学生にはワークショップ前に課題に取り組んでもらい、その過程で気づいた空間や時間に対する価値観についてディスカッションしました!
事前課題事前課題

①健康管理や食生活など、普段からヘルスケアについて意識していることはありますか?ヘルスケアへの意識が購買行動に関与した経験はありますか?
まずは普段の生活を振り返りながらご自身の意識や経験を教えてください。
②自分自身が取り入れている“ヘルスケアに関連する行動や習慣”を背景や理由を交えながら、具体的に教えてください。 ③若者のヘルスケア意識に関して、気になるニュースやトレンド情報を教えてください。 ④あなたが興味深い・特徴的だと感じる“若者ならではのヘルスケアに対する価値観や行動”を教えてください。時代や世代の特徴を意識しながら、自分なりに分析してください。

若者にとってのヘルスケアって何だろう。病気の予防ではない?!

若者にとってのヘルスケアって何だろう。病気の予防ではない?!

そもそも、若者特有の
ヘルスケアとは?

いつの時代も若者の多くは、健康そのものを自分事化しにくい。 そんな中で若者の大多数は、病気の予防や健康維持よりも“今を楽しく、快適に過ごしたい”と思っていて、そのためのヘルスケア。
現代の若者も、大きな病気・けがの経験や、一人暮らしを始める、社会人になる、というような環境変化がない限りは、なかなか身体面の健康を意識する人が少ない。

セルフコントロールが
得意

友達とは楽しさを何よりも優先したいから、一人の時に健康的な生活を送り、自制することで楽しさに備える。 毎日の運動も、たまにはチートデイを設けて、モチベーションを維持しながら上手に継続する。
自分で定めた目標に向かって上手にセルフコントロールをし、楽しみながらヘルスケアに取り組む。

自分が満足できる体型なら
それでいい

ボディポジティブという言葉が浸透してきて、必ずしも「やせている=きれい」ではなくなってきている。
自分で自分を好きだと思えるビジュアルならそれでいい。たとえ体型の変化を感じても「今の自分」が好きであれば、 周りの目を気にしてまでダイエットはしない。

心のケアの大切さを
知っている

うつ病など心の病気に対する理解が社会全体で深まりつつある中で、メンタルヘルスケアを重要視する若者が多い。
時には、自分の心の状態からヘルスケアを逆算して考えることも。最近落ち込んでいるかも…ネガティブに考えがち…? と気づいた時は、睡眠不足かな?疲れているのかな?と、身体面への労りに目を向けて、心と身体のバランスをとっている。

大切なのは「自分の気持ち」と「納得感」

大切なのは「自分の気持ち」と「納得感」

一時期はマイナス印象を
持たれることもあった
“ゆとり世代の価値観”が
浸透

多様性を重視する声が取り上げられるようになり、昔に比べたら同調圧力も弱くなってきた。かけたくないところには時間をかけないし、 やらない。SNSの普及で個人の発信が増えたことも、色々な意見を認めることに繋がっている。

情報収集はとことんするけど、
判断軸は自分

気になることが出来た時や、新しいことを始める時に情報収集は欠かせないけれど、するかしないかは自分次第。
SNSやインフルエンサーの発信を多く見ているけれど、特定の誰かがやっているからという理由だけで自分もやってみることは少ない。

他人の評価より、
自分の期待に自分で応えたい

サウナやジムに通うようになったのも、流行しているからというより、自分が納得してやりたいと思ったから。 例えば、週に3日通う、今日は何m泳ぐ、という目標も自分で決める。周囲にどう思われるかよりも、自分で決めたことをやりたい。 「決めたことを続けられている自分」が好き。

情報に溢れる時代に生きる若者だからこその“トライ&エラー”と“取捨選択”

情報に溢れる時代に生きる若者だからこその“トライ&エラー”と“取捨選択”

共通項は“SNS”

一人暮らし、実家暮らし、アウトドア派、インドア派etc…ライフスタイルや趣味によってヘルスケアに対する関心度合いは異なるけれど、多くの若者に共通することは情報収集がSNSであること。SNSとは常に接していて、情報は自動的にインプットされる。 TVはマスメディア、SNSはパーソナルメディア。

“トライ&エラー”を
積極的に繰り返す

ヘルスケアのコンテンツは、今の自分に合うかどうか一目で判断することは難しいから、気になったら積極的に試してみる。 試してみて、今の自分に合うやり方にカスタマイズしていく。例えばジムで筋トレを始めてみて、 ある程度ノウハウを学ぶことが出来たら宅トレに切り替える。情報量が多いからこそ、 自分にぴったりのヘルスケアを見つけるためのトライ&エラーの労力は惜しまない。

取捨選択の判断基準と
効率のよい情報収集

多くの若者は、同じ情報でも“誰”が発信しているかが重要だと捉えていて、 無数の情報からまず“人”でふるいをかけている。発信者の価値観や性格を知っていることは、 “その情報が自分に合うかどうか”判断するための材料になる。一方で、特定の人だけを参考にすることは少なく、 「この情報はこの人のこの部分から」、「この情報はこのアカウントから」、というように自分らしくあるための情報をピックアップする一面も。 若者たちは、膨大な情報から自分にフィットする情報を効率よく取捨選択しながら、情報収集していた。

「ヘルスケア」の定義が、身体や心のケア、さらにはよりよく生きることを目指すまでに広がった中で、若者たちは、病気やけがを起因とする従来の健康観ではなく“今を楽しく生きるために必要なこと”としてヘルスケアをごく自然に捉えていました。
情報が溢れる時代に育ってきた現代の若者だからこそ、自分の気持ちや身体に向き合うことで「自分自身の納得感」を大切にしている姿が印象的でした。
“多様性”や“自分らしさ”を大切にする若者たちから生み出される新しい価値観が、「ヘルスケア」においても浸透してきたのかもしれません。
第6回 ワークショップ
開催日
2021年5月27日、7月26日
テーマ
若者の「ヘルスケア」に対する意識とは?
課題
①健康管理や食生活など、普段からヘルスケアについて意識していることはありますか?ヘルスケアへの意識が購買行動に関与した経験はありますか?まずは普段の生活を振り返りながらご自身の意識や経験を教えてください。
②自分自身が取り入れている“ヘルスケアに関連する行動や習慣”を背景や理由を交えながら、具体的に教えてください。
③若者のヘルスケア意識に関して、気になるニュースやトレンド情報を教えてください。
④あなたが興味深い・特徴的だと感じる“若者ならではのヘルスケアに対する価値観や行動”を教えてください。
時代や世代の特徴を意識しながら、自分なりに分析してください。
形式
個別発表とグループディスカッション
開催場所
オンライン
調査対象
20~30代社会人29名(男性17名/女性12名)

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