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CVCファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を通じて、音声・言語分析に特化したAIの研究開発を行うPoeticsへ出資

2024年10月17日

キヤノンマーケティングジャパン株式会社


キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親、以下キヤノンMJ)は、グローバル・ブレイン株式会社(代表取締役社長:百合本安彦)と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を通して、音声・言語分析に特化したAIの研究開発を行う株式会社Poetics(本社:東京都 渋谷区、代表取締役CEO:山崎 はずむ、以下Poetics)に出資しました。

Canon Marketing Japan MIRAI Fund
Poetics

背景

キヤノンMJグループは、未来志向で社会課題を解決するために新たな事業の創出に取り組む専門組織「R&B(Research & Business Development)推進センター」を2024年1月に立ち上げました。志を同じくするスタートアップ企業や教育機関、行政とワールドワイドにオープンイノベーションを推進し新たな価値創造に取り組んでいます。さらに、最先端の技術やビジネスアイデアを持つスタートアップ企業とのオープンイノベーションを加速するため、100億円規模のCVCファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を設立しました。

Poeticsは「共感で声を響かせる」をミッションに、哲学や文学などの人文知と諸科学の知見をクロスオーバーさせながら音声・言語などコミュニケーションに関わるAIを開発するスタートアップです。SaaS事業では 会議を自動で録画・解析・整理する商談支援AI SaaS 「JamRoll」の提供を通じて、大手から中小企業まで多様な業界の組織における営業スキルの向上と情報共有の自動化支援を行っています。また、音声認識API事業では高精度の日本語音声認識AIを提供しています。さらに、日本語の口語に特化したLLM※1 など の研究開発も行うことで音声認識・解析の精度に磨きをかけており、2024年9月にはAWS Generative AI Accelerator※2に採用されるなど国際的にも高い評価を受けています。

出資の目的

「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」は、Well Being(ウェルビーイング)、Business Transformation(ビジネストランスフォーメーション)の2分野を投資領域としており、今回の出資では「Business Revitalization(共創による既存の産業構造の破壊と、新たな競争力の創出)」「Emerging Industries(社会の課題解決を実現する革新的な技術を用いた新たな産業の創出)」の実現を目指しています。Poeticsのユニークなビジョンや経営チーム、音声・言語領域における技術力と、それを「Jamroll」というプロダクトまで繋げる開発力を高く評価し、今回の資金調達に参画しました。

本出資を通じて、キヤノンMJグループは「AI技術の社会実装による産業構造の変革」をテーマに新たな価値の創出を目指します。また、キヤノンMJグループが持つマーケティング力や顧客基盤などのアセットを活用し、Poeticsのさらなる事業成長に貢献していきます。なお、今後の事業展開については「R&B」のホームページで公開していきます。

  • ※1
    大規模言語モデル(Large Language Models)
  • ※2
     Amazon Web Services が主催するアクセラレーションプログラム。4,700件以上の応募があった129か国から、世界を変える80のスタートアップが選出。

Poetics概要

会社概要
株式会社Poetics
設立日
2017年10月
所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目16番3号メイゾン原宿502号室
代表
代表取締役 CEO 山崎 はずむ
事業内容
音声・商談解析AI SaaSの開発・提供

Canon Marketing Japan MIRAI Fund概要

名称(登記名称)
Canon Marketing Japan MIRAI Fund(キヤノンマーケティングジャパン未来投資事業有限責任組合)

設立日
2024年1月29日
無限責任組合員
グローバル・ブレイン株式会社
有限責任組合員
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
ファンド規模
100億円
運用期間
10年間
投資対象
Well BeingとBusiness Transformationを実現する事業・サービスを持つ
国内外の全ステージのスタートアップ企業

Canon Marketing Japan MIRAI Fund投資領域

人の視点(Well Being) Life Purpose 精神的な豊かさを通じて、誰もが健康で生きる活力を感じられるサービスの創出、Work-in-Life 空間と時間の制約をなくし、誰もが楽しめるワークインライフの実現、Human Potential Enlargement 人間が持つさまざまな能力を拡張することにより、誰もが自分に合ったライフスタイルを追求できる社会の実現
産業の視点(Business Transformation)Emerging Industries 社会の課題解決を実現する革新的な技術を用いた新たな産業の創出、Regional Regeneration 地域価値の可視化・再認識と、地域初の事業の創出、Business Revitalization 共創による既存の産業構造の破壊と、新たな競争力の創出

関連情報

詳しい情報については、下記からご確認ください。

お問い合わせ先

R&B推進センター
R&B推進センターのお問い合わせは、下記リンク先よりお問い合わせください。