協働団体|2016年~2017年度
プロジェクトを支える団体を紹介します。
生物多様性の保全を目指す協働団体を公募し、審査基準に基づいて決定した下記の団体とともに市民参加型で取り組むプログラムを実施しています。
NPO法人 グラウンドワーク三島 (静岡県三島市)
私たちは静岡県三島市で、「水の都・三島」の原風景の再生・復活を目指し活動しています。長年にわたる環境改善活動により生態系が豊かになった源兵衛川や、ふるさとの森が残る松毛川での自然観察会や植樹を行っています。他にも、耕作放棄地を活用した援農体験など、自然環境への理解を深める多くの機会を提供しています。
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「水の都・三島」の自然観察や保全活動、農業体験を通して、ふるさとの自然の生物多様性と農業の深い関わりを学んでみませんか?
NPO法人 棚田LOVER's (兵庫県市川町)
私たちは兵庫県神崎郡の棚田や農村で、自然や動植物と触れ合うイベントを開催し、自然環境の大切さを伝えています。農薬などを使わず手植えで行う田植え・稲刈りや、カエルやバッタを捕まえる体験などを通じて、生物多様性や自然の大切さを学びます。また、写真教室を開催し、田んぼを体で感じる機会もつくります。
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自然、食、農の大切さを、実践を通じて伝え、美しい棚田・ふるさとを将来につなげたい!という思いです。
真庭遺産研究会 (岡山県真庭市)
岡山県真庭市では、特別天然記念物であるオオサンショウウオが国内で最も数多く生息しています。私たちは子どもたちに向けて、オオサンショウウオを中心とした生き物と触れあえるプログラムを開催しています。また大人を対象に、オオサンショウウオの保護について学べる研修も行っています。
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あまり知られていないオオサンショウウオの生態を、多くの人に関心をもってもらい、地域資源として大切にしていきたいです。
NPO法人 西中国山地自然史研究会 (広島県北広島町)
広島県北広島町芸北地区では、原生的な野生動植物が生息する一方で、生息環境の減少問題を抱えています。私たちは「せどやま(裏山・里山)」の適切な管理や自然の恵みを学ぶ「せどやま教室」など、さまざまなプログラムを実施しています。地域の自然や生き物について学ぶ機会を創出し、生物多様性保全の実現に寄与します。
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「地域と自然の輝きを未来へ」を柱に地域や都市部へ生物多様性の大切さをアピールし、体験から学ぶプロジェクトにしていきます。
NPO法人 おおいた環境保全フォーラム (大分県大分市)
大分県間越(はざこ)地区は、絶滅危惧種アカウミガメの産卵地です。間越では昔から、漁の定置網にウミガメがかかってしまったときに人の手で保護・放流する風習があります。私たちはウミガメの放流や、放流後の観察を行う標識調査を通じて、より科学的な目線で生物多様性保全について考える機会をつくっています。
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地道に続けてきたウミガメ調査の様子や生態を、広く一般の人たちにも知ってもらい、保全の和を広げていきます。