協働団体|2020年~2021年度
プロジェクトを支える団体を紹介します。
生物多様性の保全を目指す協働団体を公募し、審査基準に基づいて決定した下記の団体とともに市民参加型で取り組むプログラムを実施しています。
一般財団法人 C.W.ニコル・アファンの森財団 (宮城県東松島市)
アファンの森財団では、放置された里山を保全・管理することで、その地域本来のさまざまな野生生物が生息・生育できる生物多様性豊かな森に再生することを目指しています。1986年から再生活動をはじめたアファンの森では50種以上の絶滅危惧種が戻ってきました。
その多様性溢れる森に子どもたちを招待し、五感すべてを使って森と触れ合い、子どもたちの未来の心、人の心を育む活動を行っています。
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自分たちの身近なところに、たくさんの生きものたちが暮らしていることを知ってもらい、もっとふるさとの自然を好きになってもらいたいです。
特定非営利活動法人 持続可能な開発のための教育推進会議 (東京都荒川区)
毎日の生活の中で、最も身近な「食」を通じて、安心安全な外食、生物多様性の保全の重要性、フェアトレード(人権を尊重した公平な貿易取引)などの抱える社会的な課題を、知る機会を提供し、一人ひとりが、その問題を自分事として捉え、日々の行動や消費の選択を変えていけるよう、体験型のワークショップ、紙芝居、講和などを通じた学習プログラムを提供しています。各活動の実施後に、アンケートを実施して、各参加者の意識の変容を測ると同時に、自己宣言も提出していただくことにしています。
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SDGsの達成に向けて持続可能な社会の実現には、若い世代(特に子どもたち)に向けたESD(持続可能な開発のための教育)による“意識・行動変革”こそ重要であり、このプロジェクトで達成したいです。
一般社団法人 風土人 (山梨県身延町)
富士山の西側にある山梨県身延町で、農山村の遊休農地×都会人の米作り体験を通して【家族のきずな】【都市と農村のきずな】【社員のきずな】の3つのきずなをつくることを目的として活動しています。
この活動により、参加者同士や地域と参加者、人と生物の縁が生まれ、絆となることで活動が継続し、それぞれの活性化につながっています。第二のふるさとのようなつながりを作っています。 生物多様性を守るため、出来るだけ農薬を使わず昔ながらの手作業でお米作りや身延町特産のあけぼの大豆を栽培しています。地域のお祭りを一緒に復活し、祭りの担い手も務めています。
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田んぼにはおたまじゃくし、蛙、バッタ、カマキリ、イモリ、トンボなど生き物がいっぱい!子どもにとっては“楽園”、大人にとっては美味しい空気の中で体を動かし美味しいお弁当を食べるリフレッシュの場となっています。ぜひ、ご一緒しましょう。
特定非営利活動法人 中池見ねっと (福井県敦賀市)
中池見湿地は福井県敦賀市にある、広さ25haほどの小さな湿地です。湿地全域の周遊路の整備や補修のほかに、今では希少となってしまった田んぼの生き物を市民サポーターの皆さんと一緒に守る「ミニ田んぼサポーター事業」を実施、福井県内では中池見湿地でしか自生していないデンジソウをはじめ、ミズアオイやキタノメダカなどの生き物が、当たり前にいる田んぼの風景を実現、維持しています。
また生態系への脅威となっているアメリカザリガニを市民の皆さんと一緒に「ザリガニバスターズ」として防除活動を行っています。
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シマゲンゴロウなどの希少な生物が暮らす環境を、子どもたちといっしょに復元し、将来まで維持していく礎をつくりたいです。
ウエットランドフォーラム (福岡県福岡市)
和白干潟周辺で大型埋め立て工事が相次ぎ、環境の悪化が懸念されており、干潟の啓発活動の必要性を痛感して活動しています。
啓発活動として、調査、観察会、清掃、啓発ツール作り、行政への提案などを行っています。
特にこれまであまり知られていない「150万都市の中の和白干潟」の魅力(生物、風景、歴史)探しに注力しています。
近年は子どもたちの干潟調査隊・ガタレンジャーを結成し、子どもたちの目線での「未来の和白干潟へのメッセージ」の発信をメインに活動しています。
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干潟の生き物を図鑑的な紹介ではなく、干潟での生き生きとした生態を紹介したり、干潟のいろんな表情、人々との関わり、子どもたちの笑顔を視覚的メッセージとして発信したいです。