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グループITビジョングループIT推進の取り組み

常務執行役員
グループIT、
ビジネスプロセス刷新
プロジェクト担当
笹部 幸博

キヤノンマーケティングジャパングループ(以下、当社グループ)は2025年ビジョンとして「社会・お客さまの課題をICTと人の力で解決するプロフェッショナルな企業グループ」を目標に掲げ、自らがデジタルによる変革や新しいビジネス、サービスの創造をより一層加速させ、そこで得た技術やノウハウでお客さまの変革に貢献することを目指しています。

そして、IT部門は「事業・本社部門のデジタルによる変革を推進するグループ内の共創パートナー」として、当社グループの2025年ビジョンの実現に向けて、データドリブンによる「課題解決」と既存事業の「生産性向上」、新しい価値提供の「創出」を柱とするデジタル戦略の推進とその基盤となる3つの「変革を支える仕組み」の強化を進めています。

「デジタル戦略の推進」では、当社グループが有する「イメージングとITの技術力」、広範で強固な「顧客基盤」、そして「人材力」という強みを活かし、BtoB/BtoC/直接販売/間接販売などの多様な事業モデルごとに、デジタル技術やデータを活用した変革を推進しています。

データに基づく事業や、お客さまの状態の把握・予測、効率的な集客、お客さまとの関係強化に関する仕組みを各事業・本社部門に提供し、2025年までに社員1人当たりの生産性125%向上の実現を目指します。また、自社で得た技術やノウハウをお客さまのデジタルによる変革へとつなげていきます。

  • 社員1人当たりの荒利(付加価値)・2021年比

「変革を支える仕組み」では、環境変化に対応した変革を可能にする経営基盤の再構築と、当社グループおよびお客さまの事業活動の安全・安心を支えるITセキュリティの強化、すべての活動の起点となる変革を推進する人材育成の3つのテーマに注力しています。

デジタルによる変革の実現には、その推進を支えるIT部門の技術者マインドの更なる醸成と組織風土の変革も必要です。私たちIT部門はICTの専門家としてだけでなく、ビジネス・事業・業務とそのプロセスを熟知し、変革を事業部門と一体的に推進する共創パートナーへと役割を転換していきます。

IT部門のミッションとその遂行に最適な組織機能を整備し、一人ひとりに求められるスキルを再定義することで、新しい技術に興味を持ち、トレンドを理解し、積極的に試し、語れるような組織への変革を加速していきます。