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日立市立日高小学校校舎の思い出プロジェクト 実施事例

2021年3月に、日立市立日高小学校にて、「校舎の思い出プロジェクト」を実施しました。

日立市立日高小学校の先生方にお話を伺いました

小学校の歴史についてお聞かせください。

明治6年8月2日 日高村に発蒙舎(はつもうしゃ)がたてられ、創立147年という歴史ある学校です。22年4月1日に日高村立日高尋常小学校となり、43年9月10日校舎を増新築上棟式。この日を創立記念日としました。昭和51年には児童数2038人となり県内最大の小学校となりました。旧校舎・体育館は昭和47年に完成し、令和3年2月1日より新校舎で生活しています。

「校舎の思い出プロジェクト」を行うことになったきっかけについてお聞かせください。

昨年、コロナの影響で臨時休校となる中、当時の6年生は、先生や友達、慣れ親しんだ校舎との思い出をつくる機会が与えられないままに卒業され、在校生においても、本来経験するはずであった学校生活や行事が制限されるという状況にありました。

このままでは子供たちが可哀そうだと考える中で本プロジェクトに出会い、「これだ!」と思いました。

今回は、卒業生や地域の皆さんを招待することが叶わずに残念ではありましたが、校長先生をはじめ、教職員・保護者の皆さまには、日々お忙しい中でもご賛同、ご尽力いただき大変感謝しています。

「校舎の思い出プロジェクト」のサポートプログラムはいかがでしたか?

新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、今まで通りに進行できない中で、電話やメール等であらゆる面でサポートしていただき感謝しています。画材など追加の注文なども迅速に対応していただきました。(大内先生)

特に印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

印象に残っているのは、最初教師も初めての経験なので、壁や窓に何をどう描くのかイメージがつかめずにいましたが、何回も話し合いを重ね、描くテーマを決めてからは、少しずつですが全員で活動できた事です。(大内先生)

6年生が予定になかった桜の木を全員の手形で表現し、迫力ある壁画が完成しました。最後の頃には洋服や体操服にまで手形を押し、笑い転げていた姿がとても微笑ましかったです。(PTA副会長 贄田明子)

休校や行事の中止、新しい学級でもマスクで顔を合わせていた子ども達ですが、事前の準備も含めて楽しそうに励む姿に「好奇心」の大切さを学んだ気がしました。

当日は天気にも恵まれ、窓ガラスに思いきり描かれたメッセージが前途を祝うようでとても印象的でした(PTA役員 平山雪絵)

学校の壁という本来描いてはいけない場所に、初めて子どもたちが描いていくときはどのような反応でしたか?

下書きの時は戸惑いを見せた児童もいたようですが、当日は筆をとると目をキラキラと輝かせて、みんなと協力し合いながら思い思いの絵を描いていました。垂れた絵の具も良い味となりました。(PTA役員 佐藤信奈子)

子どもたちが撮影した写真や、撮影している様子をご覧になっていかがでしたか?

  • 新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、カメラ教室、子どもに撮影等の活動は行いませんでした。

保護者や卒業生、地域住民の皆さんの反応はいかがでしたか?

  • 新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、カメラ教室、子どもに撮影等の活動は行いませんでした。

今後、「校舎の思い出プロジェクト」を多くの小学校にて展開をしていきたいと考えております。このプロジェクトに今後期待することや、メッセージがございましたらお聞かせください。

コロナ禍のなかで実施できたのは、多くの方のご尽力があったからだと思います。感謝申し上げます。

特に、6年生は、修学旅行などの行事が次々と中止となる中で、思い出深いイベントとなりました。

画材などたくさん提供していただき、予想していたよりも盛り上がりました。校舎と最後の思い出を作るうえで有意義な機会でした。今後も続けていただきたいです。(令和2年度PTA役員)

プロジェクト作品

大判プリント作品