レンズ交換式カメラ市場の中で
注目があつまる「フルサイズミラーレスカメラ」
近年、SNSの流行や、スマートフォン(以下、スマホ)の普及を背景に、より美しくきれいに写真を撮りたいというニーズは高まっています。それに併せて、スマホに搭載されたカメラ機能も進化し、写真の楽しみ方もますます広がりをみせています。
その中で、プロフォトグラファーやハイアマチュア層から注目を集めているのが「フルサイズミラーレスカメラ」です。35ミリフィルムサイズのCMOSセンサーを搭載し、一眼レフカメラのような光学式ファインダーではなく、電子ビューファインダーに映し出された映像を見ながら撮影。高速かつ高画質を実現する新たなイメージングシステムを持ったカメラです。
市場やユーザーのニーズが大きく変化する中、キヤノンは映像表現の幅を広げることを目指し、2018年に大口径マウント、ショートバックフォーカス、高速通信システムという特徴を備える新しい「EOS Rシステム」とともに、フルサイズミラーレスカメラの「EOS R」を発表。以来、対応するカメラと「RFレンズ」のラインアップの拡充を続け、2020年8月には新たに「EOS R5」を発売しました。
「撮影領域の拡大」を継承するカメラとして
ミラーレスだからこそできることにチャレンジ
キヤノンには「EOS R5」発売以前から、「5」という数字が付いたカメラがあります。それが、デジタル一眼レフカメラの「EOS 5D」シリーズです。2005年発売の初代から、2016年に発売された4代目の「EOS 5D Mark IV」まで、いずれの「EOS 5D」もお客さまの期待値を超え、その先を見せることにチャレンジし続けたカメラです。
例えば、今では当たり前になったレンズ交換式カメラでの動画撮影も、フルHD動画撮影機能を搭載した「EOS 5D Mark II」が時代の先駆けとなりました。大型センサーと「EFレンズ」の組み合わせから生まれる高品質な映像は、ハリウッドでの映画撮影やCM撮影で認められ、デジタル一眼レフカメラの新しい可能性を示しました。
こうした新しい時代を切り拓くチャレンジを続けた結果、「EOS 5D」シリーズはお客さまから「撮影領域の拡大」を実現する存在として、大きな信頼と期待を寄せていただけるようになりました。そして、「5」という数字は、キヤノンにとっても特別なものになっています。
「5」という伝承を継承し、
「R」という未来を描き続ける
その特別な「5」という数字を付けることが決まった「EOS R5」の開発においては、「EOS 5D」シリーズが積み重ねてきたものを継承するだけでなく、ミラーレスカメラだからこそ実現できる、新たな「撮影領域の拡大」にチャレンジすることは必然でした。
「デュアルピクセルCMOS AF II」では、静止画だけでなく動画でも、より速く、より高精度なAFが可能になり、測距可能エリアも[顔+追尾優先AF]時には最大(横)約100%×(縦)約100%に拡大し、全画面でのAFを実現しています。ディープラーニングを活用したアルゴリズムにより高精度な被写体認識能力を実現した「EOS iTR※ 2AF X」を搭載することで、人物の認識機能を強化し、高精度な瞳検出と頭部検出が可能になったほか、新たに動物(犬/猫/鳥)の瞳・顔・全身の検出も可能になっています。
その他、約4500万画素の新開発フルサイズCMOSセンサー、電子シャッターでの最高約20コマ/秒の高速連続撮影、レンズ内光学式手ブレ補正機構と協調して8.0段分の手ブレ補正効果※ 3を発揮するボディー内5軸手ブレ補正機構、世界初の8K/30P動画撮影※ 4機能など、「EOS R5」が搭載する特筆すべき機能は、いずれも「EOS Rシステム」だからこそ実現したチャレンジの結果です。
手にしたとき、構えてファインダーをのぞいたとき、シャッターを切ったとき、撮れた写真を見たとき、「やっぱりキヤノン。やっぱり5」と思っていただける。その実現のために「EOS R5」には最高の機能を搭載し、徹底的に使いやすさを練り込みました。「EOS R5」は、「5」という数字とともに、これからもチャレンジを続け、「撮影領域の拡大」に貢献していきます。
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※1
2020年7月8日現在発売済みのキヤノン製レンズ交換式デジタルカメラにおいて(キヤノン調べ)。ISO12233準拠のCIPA解像度チャートで確認
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※2
Intelligent tracking and recognition
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※3
Yaw/Pitch方向、CIPA規格準拠。RF24-105mm F4 L IS USM、f=105mm時
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※4
2020年7月8日現在発売済みのキヤノン製レンズ交換式カメラにおいて(キヤノン調べ)。8K(29.97fps/25.00fps)。クロップ[しない]のみ
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2020年12月掲載
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