「営業向きのタイプ」が法務になる強み。各部署との対話や事業理解の重要性新卒採用
法学部卒、2020年入社
法務・知的財産本部
職種:法務・知財スタッフ
法務・知財スタッフとして、キヤノンMJのすべてのビジネスにかかわる契約書の審査などを担当している石田さん(仮名)。学生時代は自分自身を「営業向きのタイプ」と思っていたそうですが、なんと配属されたのは法務部。しかし、持ち前の高いコミュニケーション力を発揮しながら、現在はさまざまな部署と連携し、新しいビジネスを創り上げています。そんな石田さんに法務の仕事のやりがいや、法律の枠にとどまらない面白さについて話を聞きました。
新卒採用募集職種上の位置付け
キヤノンMJにおける役割・ミッション
法務として、キヤノンMJの各部門のさまざまなビジネスで発生する契約書の審査をしています。スムーズに公正な取り引きができる内容になっているかなどを確認し、修正および取り引き先と条件の交渉を行い、契約書を調整。ほかにも、担当部署が新規で立ち上げるビジネスの内容をヒアリングし、障壁となる法律がないかを検討するなど、各部署と連携して専門的な立ち位置からビジネスを支える役割を担っています。
志望動機挑戦しやすい環境とワークライフバランス。フリーバカンス制度も決め手の一つに
人と話すのが好きで物怖じしない性格のため、メーカーや商社の営業職を希望していました。就活で重視したのはワークライフバランス。キヤノンMJにはサマーバカンスの他にも、年に一度好きな時期に9連休を取得できるフリーバカンスという制度があります。社会人になったら海外旅行などは諦めなければならないと思っていたので、この制度を知って、とても魅力に感じました。それに加えて、幅広い事業領域を持ち、さまざまなビジネスに挑戦しているキヤノンMJであれば、いろいろな経験ができるのではないかと考えたことも志望動機として大きかったです。
働き方法律の枠にとどまらない、さまざまなビジネスの根幹を支える法務の仕事
学生時代、自分自身を「営業向きのタイプ」と思っていましたし、新入社員研修中も営業に配属されるものだと思っていたので、法務・知財スタッフの配属になると聞いたときはびっくりしましたね。法学部出身ですが、法務がどんな仕事をするところかよくわかっていなかったので、毎日法律に関する知識を活かしてPCに向かう仕事という先入観があり、自分には向いていないのではないかと不安もありました。
しかし、実際に仕事をはじめてみると、さまざまなビジネスの内容を把握して契約書を審査する法務・知財スタッフの仕事は、法律以上にキヤノンMJ全体の知識が幅広く求められるということがすぐにわかりました。また、さまざまな部署の人たちやお客さまとなる企業の担当者など、多くの人と接するため、高いコミュニケーション力も求められます。日々新しい依頼が舞い込んでくるため飽きることがなく、仕事を覚えていくうちに、法務は自分の性格に合っているのではないかと感じるようになりました。就職活動中の学生とお話をする機会があるときには「法務の仕事は、法律の知識を活かして働きたい人以外でも、さまざまなビジネスに興味のある人や好奇心旺盛な人にぴったりです」と紹介しています。
キヤノンMJで描くキャリアトラブル発生時だけの「頼みの法務」ではなく、共にビジネスを創出していきたい
今以上にキヤノンMJの各事業に寄り添った法務の仕事ができるようになることを目指しています。トラブルが発生したときだけの「頼みの法務」ではなく、ビジネスの初期段階から関わり、事業の伴走者として一緒にビジネスを創り上げていくのが理想ですね。特に海外の取り引き先との英文契約書や、ITビジネス案件の経験値を増やしていきたいと思っています。
業務以外の面では、新卒研修時からずっと仲の良い同期たちとの時間も大切にしていきたいです。配属された部署は違いますが、一緒に休暇を取って旅行へ出かけたり、仕事のあとに食事に行ったりと、今もとても仲がよく「フリーバカンス制度を利用して、皆で海外旅行へ行きたいね」と話しています。部署が違っても、休みを合わせやすいのがキヤノンMJです。これからも法務のプロフェッショナルとして「オン」の時間を充実させながら、同期との「オフ」の時間も楽しんでいきたいですね。
質問(Q&A)
「キヤノンMJらしさ」ってどんな部分?
仕事は効率よく、皆で協力してやるのがキヤノンMJのスタイル。先輩たちがフォローすることを前提に、若手にも新しい仕事や難しい仕事にどんどんチャレンジさせて、チーム全体でスキルアップしていこうという雰囲気があります。
キヤノンMJに入社してイメージと違った部分は?
事業領域の広さ。カメラやプリンターだけじゃないということは就活時から知ってはいましたが、それでも入社後に「こんなにいろいろやっているなんて!」とびっくりしました。
働く上で大切にしていこうと思っている価値観や行動は?
「相手の立場に立つこと」。法務の仕事に限らず、どんな仕事であっても、相手の立場になって考えることが大切だと思っています。